こんにちは! mnbd(@mnbbbbbd)です。
樹木希林さんの「一切なりゆき ~樹木希林のことば~」を読んだ人の感想が知りたいんだけど…
実際に読んでみたので、その感想と書籍情報をお伝えいたします。
本記事には、以下のことが書かれています。
- 樹木希林「一切なりゆき ~樹木希林のことば~」の読書感想と書籍情報
一切なりゆき ~樹木希林のことば~
- 著者
- 樹木希林
- 出版社
- 文藝春秋
- 初版
- 2018年12月20日
- ページ数
- 215ページ
読書感想
樹木希林さんというとどこか筋の通った女性道を全うした方というイメージがありました。
一方、夫である内田裕也さんはミュージシャンとしてロッカーであることからも無鉄砲なイメージ。
外から見れば不思議な夫婦関係ですが、どこかコメディを見せられてるようなものを感じてきました。
そうしたお二人にも転機が訪れます。
樹木希林さんの病が発覚。
死を意識するようになり、晩年のお二人にはお互いを思いやる変化があったことが本書から読み取れます。
人の悩みはほぼすべて人間関係とも言われますが、そこには当然その人間の存在があってこそ。
死を意識するとは、その存在がおびやかされるわけですから、それまでの感情と変わってくるのも当然ですね。
タイトルである「一切なりゆき」という言葉は、本書に通底している気がします。
希林さんは目の前のものごとをそのまま受け入れてきた方なのだと感じました。
早くからその才能を見出されていたものの、ご本人は女優という仕事やその優劣に執着がなかったとのこと。
こうしたものごとに執着しない姿勢は、無用なトラブルを避ける上でも大事なのではないかと思います。
どこか泰然自若とされていたイメージの希林さん。
若い時は存じ上げないのでわかりませんが、きっと若い頃からそうだったのだろうと感じました。
他にもご家族のことや男女のことなど裏表のない率直な言葉が並んでいます。
個人的には、「面白がれ」という言葉が印象的でした。
「喜び」や「幸せ」ではなく、何ごともも面白がろうとする姿勢。
さまざまな経験をして腹が据わっている方であろうからこそ説得力があります。
まとめ
樹木希林「一切なりゆき ~樹木希林のことば~」の読書感想と書籍情報をお伝えいたしました。
以上です。
読んでいただきありがとうございました!