[読書感想]感情で釣られる人々 – 堀内進之介

読書

こんにちは! mnbd(@mnbbbbbd)です。

堀内進之介さんの「感情で釣られる人々」を読んだ感想が知りたいんだけど…。

実際に読んだ感想とご紹介をさせていただきます。

本記事には、以下のことが書かれています。

  • 堀内進之介「感情で釣られる人々」の読書感想

感情で釣られる人々 – なぜ理性は負け続けるのか

  • 著者
    • 堀内進之介
  • 初版
    • 2011年7月20日
  • 出版社
    • 集英社
  • ページ数
    • 234ページ

読書感想

SNSを見れば、何かの話題が炎上し、絶えず誰かが怒っています。

私はあまり見ることはないのですが、なぜそこまで他人のことに怒ることができるだろうと不思議に思っていました。

人間とはもっと理性的なものではないのか、と。

しかし本書を読んでみてそうではないことを思い知らされました。

本書では、政治、労働、消費といったジャンル別にこれまでどのように感情的側面が利用され人々が動員されてきたのかが示されています。

自分では理性的に振る舞ってきたつもりでも、実際には感情的側面が利用され行動したりさせられたりしている、というのはどこか騙されているようなすわりが悪いものを感じます。

ネット上の陰謀論のようなものが話題になることがありますが、陰謀論も自分が何か「わかった」「知っている」という心地よさに流されたまま理性的に考えることができない状態なのではないかと思えます。

著者は、決して感情的な面を否定するのではなく、良い面を良い面と認めて、欠点にも自覚的であることを主張していて、人間の理性と感情を活かす方法が学べます。

巻末にはさらに深く知るための読書案内付きです。

まとめ

堀内進之介「感情で釣られる人々」の読書感想でした。

以上です。
読んでいただきありがとうございました!