[読書感想]スマホに満足してますか – 増井俊之

読書

こんにちは! mnbd(@mnbbbbbd)です。

増井俊之さんの「スマホに満足してますか?」ってどんなことが書かれてるんだろう…
他の人はどんな感想を持ってるんだろう?

管理人

増井俊之さんの「スマホに満足してますか?」の断片的な内容と私の感想がわかります。

本記事で、以下のことを知ることができます。

  • 増井俊之「スマホに満足してますか?」の断片的内容と私の感想

どのようなことが書かれているのか

ユーザインターフェースとは、人間がコンピューターを使うための仕組み。

本書は、その第一人者が「コンピューターの使いやすさは20年向上してない」と問題提起し、ではどのように進化させられるのか? 現在の豊富な事例を取り上げて解説されているものです。

タイトルには「スマホ」とありますが、スマホ限定の話ではなく、コンピューター全般に関するユーザインタフェースについて、その利用者心理から、これまで開発されている仕組みの紹介など、やや専門的な内容になっています。

なかなか通常のパソコンやスマホの使用では出逢えないような独自のアイデアの数々が新鮮です。

個人的感想

知識を得ることによって知識がないときの状況がわからなくなるという現象は、「Curse of Knowledge」(知識の呪縛)と呼ばれています。

スマホに満足してますか? p.35

これはわかりますね。
わからない人に何かを伝えなければならないとき、うまく伝わらないことがあります。
自分の技量不足ではありますが、わからないことがわかってないのだと感じます。

メールを完全に超えるコミュニケーションシステムを開発できれば、ネット界をしばらく支配することが可能になるでしょう。

スマホに満足してますか? p.154

メールが届かないという経験を何度かしたことあります。

メールも使い始めのころはありがたみを感じていたものですが、今ではLINEなどのツールに比べると格段に使いにくく感じてしまいます。

これだけ時間が経過しても、まだ主流的なツールであると言えるでしょうし、企業が支配することへの懸念もあるので、簡単ではないのかもしれません。

ブルース・トグナッツィー二(tog)がアップルに勤務していたとき、たくさんの実験を行なった結果、常にキーボードショートカットはマウス利用よりも遅いということが判明したそうです。

スマホに満足してますか? p.60

これは意外でした。
昨今、ショートカットで時短という類の本が巷にあふれており、ご多分に漏れず自分もせっせとショートカットを使いこなそうとしている日々だからです。

トラックボールなるものもありますが、マウスの進化系というか、そういうデバイスの開発もされてほしい気がします。

総評

内容は、全般的に専門的な内容になっている気がします。
あまりスマホやパソコンを使い慣れていない方には敷居が高いかも知れません。

逆に、ある程度スマホやパソコンに慣れている方で、標準的(?)な使い方しかしてないような方には、言葉にして考えたこともないようなところに言葉を当てはめられていくような、新鮮な気づきがあるはずです。

私も長年コンピューターを使っているものの、すでにあるやり方でどうするかを考えることはあっても、そのすでにある部分を変えていこうとはなかなか思えませんでした(思ってもできないというのはあります)。
こうした使い勝手に常に疑問を持ち、なおかつ自分で解決していけることのすばらしさを感じました。

まとめ

増井俊之さんの「スマホに満足してますか – ユーザインターフェースの心理学」の断片的内容と私の感想でした。

以上です。
読んでいただきありがとうございました!