どのような時に人は恐れを抱くか

今日の気になる

こんにちは!mnbd(@mnbbbbbd)です。

ヨーゼフ・キルシュナー「人に振りまわされずに生きる13の法則」という本を読んでいました。

そこにこんな一節があります。

人はどのような時に恐れを抱くのだろうか。

(1)自分とは異なる価値観を押し付けられた時
(2)その価値観を受け入れることができない時
(3)自分の行動を管理・監視されている時
(4)非難を恐れている時。あるいは、他の人の賛辞を期待している時

人に振りまわされずに生きる13の法則(p.87)

私が今まさに恐れていることズバリでした。
たいがいの恐れは、人間関係に起因するのではないでしょうか。
ここに挙げられているものはそうです。

(1)と(2)の価値観の押し付け。
価値観が違うと、話を自分のいい方向に誘導しようしようという人がいます。

そもそも着地点が違うので、お互いが尊重し合うしかないわけですが、相手をねじ伏せたいと思わせる人というのがいます。
こういう行き過ぎた振る舞いが、恐れを強化してしまい、結果的には、関わらないようにするぐらいしか手がなくなってしまいます。

本来、価値観の違いというのは、新たな気付きや考えを知る機会になるのでいいことだと思うんですが、自分の価値観一辺倒でゴリ押ししてくるような人の場合、そこに勝負が組み込まれてしまうので関係そのものを楽しめなくなってしまいます。

(3)は、親や組織などに当てはまるかと思います。
孫子の兵法に「敵を追い詰めてはいけない」というものがありますが、過剰なまでに管理・監視するとよい効果を生みません。
管理・監視したい側の欲望のみがそこにあるのであれば、建設的ないい関係を築くことは難しいです。

なかなか対処法は難しいですが、管理・監視が恐れを招くということは、意識しておいたほうがいいなと思います。

(4)は、承認欲求。
承認欲求は誰にでもありますし、心の底から自分がやりたいことであるのならば、いいモチベーションになります。

逆に、自分がやりたいことでもないのに他者に合わせるものであるならば苦しみでしかない。
恐れから来る苦しみがずっと続くことになってしまう。

なかなか承認欲求から自由になるのは難しいですが、他者に左右されずに自分で考えて考えて結論を出していくことで振り回されないのかなと思います。

本書には、恐れの本質として「他者依存」と書かれています。
上に関連しますが、とにかくどんな小さなことでも面倒なことでも自分で考えていくクセをつけなきゃなと思いました。

以上です。
読んでいただきありがとうございました!